センスより大切なこと
- アッシュボーン
- 8月14日
- 読了時間: 2分
センスがないと悩むより、それ以前にもっと大切なこと忘れていませんか?
ビギナーこそ、花を挿す前にゴールを設定することが大切だと感じます。
花自体、華やかな存在のため、挿すだけで「何とかなった」という錯覚が生まれてしまいがち。
それがセンスが伸びない理由にも繋がっています。
お手本通りに手順をなぞるよりも、
自分の中で完成形(ゴール)を描いてから
挿すことを心がければ、少しづつデザイン力もついていき、自分なりの判断基準がついてきます
何を表現するのか(元気さ・静けさ・可憐さ)
見せ場をどの花に置くのか
テーマに沿ったアウトラインはどんなものか
視線の流れをどう導くのか
ゴールを持つことで、
花の魅力をただ並べるだけでなく、
見る人に物語や感情を届けられる
デザインへと進化していきます。
理論で学ぶフラワーデザインコースでは、
細かくこの場所に挿して、という学びは行ってなく理論に沿ったメソッドを通して
各自デザインを仕上げていただくというレッスンです。そのため、思考力も必要なレッスンです。
方向性は同じでも生徒様の仕上がる作品は個性が全く異なり、それをみなさんで共有しながら
毎レッスン、気づきのあるものとなっています。
単に手順のレッスンでは、思考力が身につかないのは、本当のことで、それは、サラリーマン時代にディレクターとして
多くのデザイナーさんのデザインクオリティを引き上げる仕事を
していたからこそ、これはもうはっきり言えます。
お花もデザインという枠組みだからこそ、
きちんとデザインできるようなスキルを身につけて
いただけたらなと思います。

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